香港、5/23の新型コロナ新規感染確認2人…市中感染はインドネシア人ホームヘルパーの女性1人

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、5月23日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から1人増の2人とのこと。内訳は輸入性(海外からの入境者)が1人、市中感染が1人。市中感染例の出現は2日連続。

 市中感染の患者はインドネシア人のホームヘルパー女性(39)。2月20日にインドネシアからシンガポールを経由して空路香港へ到着した後、規定の隔離検疫満了して市中に出ていた。以降、別のホームヘルパー4人とともに九龍・油麻地にあるマンションで暮らし、4月6日から19日までは九龍・何文田にある雇い主候補宅に住み込んでいたという。その後、5月4日に強制ウイルス検査対象者向け検を受検し、結果は陰性だったが、近日強制検査を再受検した際に陽性反応が確認された。患者は無症状で、変異株ウイルスではないとのこと。

 輸入性の1人は米国からの入境者の男性(20)。5月21日から症状が出始めたといい、検査を経て感染確認されたもの。こちらも変異株ウイルスではないという。

 このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については5人以下とのこと。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は25人で、その16%を占める市中感染4人のうち感染経路不明は1人。ここまでの累計感染確認数は1万1833人。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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