マカオ、消費者物価指数が5ヶ月連続上昇=2021年11月

 マカオ政府統計調査局が12月22日に公表した資料によれば、今年(2021年)11月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.06で、前年同月から1.21%上昇。上昇は5ヶ月連続となった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ガソリン、航空券、外食、LPガスの価格及びホームヘルパー報酬の値上がりを挙げ、住宅家賃、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、交通(+8.59%)と家庭用設備・サービス(+6.67%)の指数が上昇、通信(-2.01%)、レジャー・文化(-1.40%)は下落。

 今年11月の総合消費者物価指数は前月から0.21%上昇。ホームヘルパー報酬とガソリン価格の上昇により家庭用設備・サービスと交通の価格指数がそれぞれ2.08%、0.62%上昇。豚肉小売価格は下落するも、果物と野菜の価格上昇により、食品・ノンアルコール飲料の価格指数が0.13%上昇。住宅・燃料価格指数については、住宅賃料の値下がりをLPガス価格の上昇が打ち消すかたちとなり、0.02%上昇。

 今年11月までの直近12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、前の12ヶ月から0.13%下落。分類別では、レジャー・文化(-6.76%)、通信(-6.36%)の指数下落が目立った。

 今年1〜11月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.06%下落。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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