マカオ歴史市街地区に巨大金龍舞う…春節祝賀イベント3年ぶり開催

 マカオでは、2月1日に春節(農歴新年)を迎えた。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は同日午前、春節恒例の祝賀イベント「金龍パレード」をユネスコ世界文化遺産リストに登録されている建物や広場が密集するマカオ半島の歴史市街地区一帯で開催。名物の長さ238メートルの巨大金龍や勇壮かつ華麗なライオンダンス、干支の虎をモチーフにしたキャラクター、マカオ観光大使キャラクター「麥麥(マクマク)」らが聖ポール天主堂跡、セナド広場といったユネスコ世界文化遺産リストに登録されている主要観光名所を巡り、東洋と西洋の文化が交差するマカオならではの春節ムードを演出した。

 マカオ政府主催の春節祝賀イベントは、新型コロナ防疫対策の一環で2020年、2021年と2年連続で中止となっており、実に3年ぶりの開催となる。2月3日夜には、同じく3年ぶりに電飾を施した華やかな山車が市街地を巡る新春パレードとマカオタワー前海上で花火大会の開催が予定されている。

 マカオでは、1月31日まで114日連続で新型コロナ市中感染確認例ゼロを維持。目下、厳格な水際措置が講じられているが、中国本土との間については隔離検疫免除(条件付き)での相互往来が再開しており、MGTOは春節ホリデー期間中は中国本土からの旅客を中心に1日およそ2万人のインバウンドが見込まれるとしている。

世界遺産・セナド広場を巡る巨大金龍=2021年2月1日(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府金融管理局は5月6日、今年(2024年)3月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下…
  2.  マカオ政府統計調査局は5月6日、今年第1四半期(2024年1〜3月期)の企業統計を公表。 …
  3.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  4.  マカオ司法警察局は5月3日、同月1日にタイパ島のマンションの一室で男女の争う声がするとの近隣住民…
  5.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun