団体旅行客数大幅伸長、ホテル稼働率復調―13年6月

マカオ政府統計調査局は8月15日、今年(2013年)6月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ790,996人で対前年19.5%増、ホテル客室稼働率は同0.7%上昇の80.9%だった。今年上半期の団体旅行客数は前年同期比12.9%増の4,610,370人。

6月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ790,996人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:622,977人 33.7%増(うち広東省:216,690人)
・台湾:44,918人 23.8%減
・香港:32,202人 12.4%増
・韓国:25,886人 8.7%増
・日本:8,967人 59.7%減

昨年に引き続き韓国からの団体旅行者のが伸長している一方、日本は59.7%減と、前年割れが続いている。

マカオ全体で99軒のホテル(バジェットホテル含む、以下同)が今年6月末時点で提供する客室数は28,082室となり、対前年15.7%増。うち、5つ星ホテルの客室が占める割合は66.5%。

2013年6月のホテル(バジェットホテル含む)の宿泊人数はのべ903,881人で、対前年16.8%増。うち5つ星ホテルの宿泊者が36.3%増の552,850人となった。平均滞在日数は1.3泊で、前年同月と変わらず。昨年同月と比較してホテル客室供給数が大幅に増加しているものの、ホテル(バジェットホテル含む)の客室稼働率は0.7ポイント上昇の80.9%に。うち3つ星ホテルに限ると83.9%と平均を上回る。今年上半期のホテル宿泊人数はのべ5,233,519人で前年同期比16.9%増、ホテル客室の平均稼働率は79.6%で同2.0ポイント減。

また、今年上半期にホテルへ宿泊したゲスト数は宿泊を伴う旅客総数の71.6%を占め、前年比7.0ポイントの増。

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオでウィンマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びウィンパレス(コタイ地区)の両カジノIR(統合型…
  2.  マカオ金融管理局は5月8日、今年第1四半期(2024年1〜3月期)のモバイル決済及びクレジットカ…
  3.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は5月8日、同日未明にマカオLRT(新交通システム)の建設中新線…
  4.  マカオにとって第一、第二の旅客ソースにあたる中国本土で大型連休、 香港で飛び石連休となる労働節ゴ…
  5.  マカオ司法警察局は5月7日、同月6日にマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設ホテルの…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun