マカオ航空が国際線の運航再開計画明かす…日本路線は成田に続き大阪も=水際措置緩和受け

 マカオでは、12月初旬から事実上のウィズコロナに転換となり、各種防疫措置の緩和が進む状況。

 12月17日からは香港・台湾を含む海外からの入境時の隔離検疫ホテル滞在が不要となり、今後さらなる水際措置の緩和も見込まれている。

 マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空は、今年(2022年)10月に約2年ぶりとなる東京(成田)線の運航を再開(週1往復)。このほか、国際線ではハノイ線、台北線が運航再開済みとなっている(いずれも週1往復)。

 マカオ航空の陳洪総経理は12月17日、マカオ国際空港で開催された福州(中国福建省)線の就航式に出席した際、複数の国際路線の再開を計画していることを明らかにした。

 具体的には、年内クリスマス前をめどに大阪(関空)線とバンコク線、来年(2023年)1月に高雄線とソウル線、2月にダナン線、シンガポール線、マニラ線などとし、需要をみて増便も考慮に入れているという。

 今後の見通しとして、コロナ前2019年との比較で中国本土路線を年末前に95%程度、国際線についても来年春以降に90%程度まで回復させたいと述べた。

 マカオ航空は日本との間で唯一の直行定期便を運航する会社で、コロナ前には東京、大阪をそれぞれダブルデイリー、福岡線を週4往復運航していた。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

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