英国の大学評価機関、クアクアレリ・シモンズ（QS）社は6月27日、世界104の国と地域の1500大学を対象とした「QS世界大学ランキング2024」を発表。

　マカオからは前回に続いて、マカオ大学（公立）とマカオ科技大学（私立）の2校がランクインした。それぞれ前回からランクを上げ、マカオ大学が304位→254位、マカオ科技大学が581〜900位圏→505位に。

　QSによれば、今年度はランキングの評価方法を大きく見直したとのこと。具体的には、新たにSustainability（サステナビリティ）、Employment Outcomes（雇用結果）、International Research Network（国際研究ネットワーク）の3つの指標を評価項目に加え、従来からの指標であるAcademic Reputation（学術関係者からの評価）、Employer Reputation（企業からの評価）、Faculty Student Ratio（教員一人当たりの学生比率）の配点を見直したという。

　なお、ランキング1位は12年連続で米国のマサチューセッツ工科大学。2位は英国のケンブリッジ大学、3位は英国のオックスフォード大学だった。

　中国本土と香港の主な大学については前回からランクを落とす結果となり、北京大学が12位→17位、清華大学が14位→25位、香港大学が21位→26位、香港中文大学が38位→47位に。中国本土、台湾、香港、マカオからのランクイン数は107校で、この中におけるマカオの2校の順位はマカオ大学が19位、マカオ科技大学が45位。