マカオのIRグランドリスボアパレスで東アジア文化都市ランタンフェスティバルが開幕…日本の書道家も参加

 マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社は9月30日、同社とマカオ美術協会の主催による「東アジア文化都市ランタンフェスティバル(Culture City of East Asia Lantern Festival)」を(2025年)11月23日まで開催すると発表。

 会場はコタイ地区にあるSJMリゾーツ傘下のIR「グランドリスボアパレス」1階アトリウムのパフォーマンスゾーンとマカオ半島の旧市街地にある康公廟前の広場で、「2025年東アジア文化都市」に選ばれた4都市(マカオ、中国・浙江省湖州市、日本・鎌倉市、韓国・安城市)のアーティストが制作したインスタレーション作品(アートランタン)4点が展示される。両会場とも参観無料。

東アジア文化都市ランタンフェスティバルの開幕セレモニーで書道パフォーマンスを披露する村松歩美さん(右)(写真:SJM Resorts, S.A.)

 9月29日夜にグランドリスボアパレスの会場で開幕セレモニーが行われ、作品を制作を担当したアーティストらが出席した。鎌倉市からは書道家・村松歩美さんが参加し、日本の民話『鶴の恩返し』に着想を得たという『鶴的報恩 2025(The Grateful Crane 2025)』を出展。村松さんは開幕セレモニーで地元マカオのパーカッショニストの演奏に合わせてエレガントかつダイナミックな書道パフォーマンスを披露し、会場を大いに沸かせた。

 SJMリゾーツ社とマカオ美術協会によるアートランタンをテーマにしたイベントの開催は4年連続となる。

東アジア文化都市ランタンフェスティバルのグランドリスボアパレス会場に展示されている村松歩美さんの作品『鶴的報恩 2025(The Grateful Crane 2025)』(写真:SJM Resorts, S.A.)

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