年に一度のマカオ特別行政区政府本部特別一般公開日が発表に…10月18・19日

 マカオの秋の恒例イベントとなっているマカオ特別行政区政府總部(本部)の特別一般公開について、今年(2025年)は10月18日(土)及び19日(日)の2日間にわたって実施されることが発表となった。

 政府本部はマカオ政府の中枢施設のひとつ。かつてポルトガル統治時代にマカオ総督府だった場所で、現在はマカオ行政長官や政府高官がVIPとの会談などの際に利用する1849年に建てられた歴史的建造物「禮賓樓」、2つの事務棟、補助部門棟の計4つの建物と庭園で構成される。今回の一般公開の対象は例年通り禮賓樓の一部と庭園部を予定しているとのこと。

 館内の装飾や調度品のほか、庭園部でのフラワー展も見どころとなる。今年は広東省・香港・マカオの共催で11月に開催予定の第15回中華人民共和国全国運動会(全運会)をメインテーマに、マカオがホストする種目をフラワーアートや造園手法で表現するという。また、会場では警察銀楽隊及び演芸学院の学生による音楽、舞踏パフォーマンスの上演も予定されている。

前回のマカオ特別行政区政府本部一般公開の様子(資料)=2024年10月26日(写真:GCS)

 両日とも一般公開時間は現地時間の午前9時から午後6時までで、事前予約の必要はなく、参観料も無料。ペット同伴、雨傘、飲食物の持ち込みと自撮り棒の使用は不可となる。なお、入場者には記念品の贈呈を予定しているが、数に限りがあるためなくなり次第終了とのこと。一般公開イベントの詳細はマカオ政府の特設サイト(https://openday.dsasg.gov.mo/)で確認することができる。

 政府本部は通常フェンス越しに外観を見ることしかできないことから、内部を参観できる年に一度の希少な機会としてマカオ市民及び観光客の間で人気の高いイベントとなっており、時間帯によっては行列になることもある。

前回のマカオ特別行政区政府本部一般公開の様子(資料)=2024年10月26日(写真:GCS)

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