マカオの繁華街で模倣品のスマホ転売…中国人の男逮捕

 澳門海關(マカオ税関)は3月9日、マカオ半島の中心部にある繁華街、新馬路の街頭で著名スマートフォンブランドの模造品を転売していた中国人(中国本土居民)の男(41)を商標権侵害や詐欺などの疑いで逮捕、検察院送致したと発表。

 税関によれば、同月8日に市民からの通報をきっかけに調査を進め、同日夜に新馬路一帯でパトロールを実施した際に通報で得られた情報と合致する男を発見したため職務質問を行ったところ、男は模造品のスマートフォン2台を所持しており、中国本土で購入した模造品のスマートフォン3台を転売目的でマカオへ持ち込み、このうち1台を付近で売ったことを認めたとのこと。

税関が公開した証拠品(写真:澳門海關)

 税関では、商標権を侵害した物品を販売する行為は犯罪にあたり、広く公衆に対して関与しないこと、また見かけた場合はホットラインを通じて通報するよう呼びかけを行った。

 マカオでは、これまでにもしばしば同種の事案が報告されている。

商標権侵害などで逮捕、検察院送致された男(写真:澳門海關)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計調査局は5月20日、今年第1四半期(2024年1〜3月)及び通期の旅客消費調査(ギ…
  2.  マカオ市政署は5月20日、マカオ半島北部に位置する公設市場で建物外観の色から「紅街市(レッドマー…
  3.  中国共産党中央香港マカオ工作弁公室主任で、中国政府の香港マカオ政策担当部門にあたる国務院香港マカ…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  5.  マカオ政府交通事務局は5月17日、同月16日未明にタクシー助手席でのシートベルト着用をめぐるトラ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun