マカオ新監獄で移転後初の大規模緊急事態対応訓練実施
- 2025/6/29 16:48
- 社会・政治
マカオ警察総局は6月27日、同日コロアン島の九澳地区にあるマカオ監獄(新監獄)で、昨年(2024年)10月の移転後で初めてとなる大規模緊急事態対応訓練を実施。
マカオ政府の黄少澤保安長官の指揮の下、警察当局がコーディネート役となり、澳門海關(税関)、治安警察局、司法警察局、消防局、懲教管理局など保安範疇に属する部門のほか衛生局から総勢419人が参加したとのこと。

今回の訓練は、監獄内での暴動、人質を取っての脱獄企図、爆発物などへの対処を想定したシナリオに沿って約1時間10分にわたり行われ、情報伝達、指揮、合同チーム編成など、部門間の協調メカニズムの最適化による緊急対応能力向上、さらには新監獄の環境や施設に慣れることを目的とし、期待された成果を達成して終えることができたという。
黄長官は今回の訓練が無事に終了したを受け、保安範疇の各部門においては今後も職責を着実に履行し、時代の変化への速やかな対応、万全の備えを図るリスク意識の強化、各種緊急対応訓練の継続実施、部門横断型作戦能力の向上、緊急事態対応プランの改善を絶えず図り、社会の安定と市民の生命・財産の安全確保に全力をあげて取り組む考えを示した。























