マカオ気象台が台風18号(ラガサ)への注意呼びかけ…当地に大きな影響与える可能性

 マカオ政府地球物理気象局(マカオ気象台)は9月20日午後、北西太平洋上に位置する台風18号(国際名:ラガサ)について、今後数日間は北西寄りの西方向へ移動を続け、また勢力が著しく強まり、超強台風レベル(中心付近の最高風速が時速185キロメートル以上を持続)に達する可能性があるとし、市民に対して最新の気象情報に留意するとともに、しっかり防風・防水対策や必要物資の準備をするよう呼びかけを行った。

 現在の予想進路によると、台風18号は来週初めにも南シナ海の北部へ移動する見込みで、その環流が非常に広範囲に及ぶことに加え、北東季節風の影響も重なり、マカオでは来週火曜日(9月23日)の遅くから風が著しく強まる見通しとのこと。その後、マカオの位置する珠江の河口に再接近し、マカオから半径100キロメートルいないを通過することも排除できず、その場合には風力が9〜11級(平均風速が時速76〜117キロメートル)に達する恐れがあり、集中豪雨や雷雨が頻発する見込みといい、顕著な暴風潮も出現が予想され、増水と満潮が重なる時間帯には、2017年の台風13号(ハト)や2018年の台風22号(マンクット)と同レベルの浸水被害が生じることもあり得るとした。

マカオ気象台による台風18号(ラガサ)の予想進路(2025年9月20日午後2時時点)

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