マカオ、2025年10月の消費者物価指数は前年同月比0.60%上昇…前月比でも0.03%上昇

 マカオ政府統計・センサス局が11月21日に公表した資料によれば、今年(2025年)10月の総合消費者物価指数は前年同月比0.60%上昇だったとのこと。

 前年同月の価格指数との比較では、市民の暮らしに直結する食品・ノンアルコール飲料が0.70%上昇で、外食・フードデリバリー費の上昇が主要因。また、住宅家賃の値上がりを受け、住宅・燃料についても0.33%上昇。カテゴリー別で顕著な上昇だったのは、たばこ・酒(+2.48%)とレジャー・スポーツ・文化(+2.35%)で、情報・通信(-2.57%)と衣類・履物(-1.07%)は下落に。

 今年10月の総合消費者物価指数は前月比でも0.03%上昇。食品・ノンアルコール飲料は0.08%上昇で、主に野菜小売価格と外食・フードデリバリー費の上昇によるもの。衣類・履物(+1.30%)と(パーソナルケア・保険・ネックレス・時計等含む)その他商品・サービス(+0.92%)についても上昇となった。一方、電力価格と航空券価格が値下がりしたことで、住宅・燃料(-0.27%)と運輸(-0.17%)は下落。

 今年10月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.26%上昇。顕著な上昇だったのは、その他商品・サービス(+1.99%)、レジャー・スポーツ・文化(+1.17%)、教育(+1.17%)で、情報・通信(-2.51%)と運輸(-1.85%)は下落。

 今年1〜10月の総合消費者物価平均指数は前年同時期比0.26%上昇。

マカオの町並み(資料)=2025年10月、タイパビレッジにて本紙撮影

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