団体旅客数、客室稼働率とも伸長持続―マカオ14年9月

マカオ政府統計調査局は10月30日、今年(2014年)9月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ前年同月比8.9%増となるのべ102.8万人。ホテル客室稼働率は同2ポイント下落の85%だった。日本からの団体客も復調を持続し、11.9%増の1.3万人となった。

2014年9月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ102.8万人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:84.0万人 10.6%増(うち広東省33.0万人 21.2%増)
・台湾:6.2万人 9.7%増
・韓国:3.4万人 4.1%減
・香港:3.4万人 4.9%減
・日本:1.3万人 11.9%増

2014年1〜9月の累計団体ツアー客数は前年同期比19.0%増ののべ882.5万人。

マカオ全体で98軒のホテル(バジェットホテル含む、以下同)が今年9月末時点で提供する客室数は2.8万室となり、前年とほぼ同。うち、5つ星ホテルの客室は1.8万室で、全体に占める割合は66%。

2014年9月のホテル(バジェットホテル含む)の宿泊人数は1%減となるのべ85.2万人。このうち中国本土からの宿泊客が6%増の54.7万人を占めたが、香港が25%減の10.2万人、台湾が15%減の3.1万人とふるわなかった。平均滞在日数は前年同月から0.1泊増の1.4泊。客室稼働率は2ポイント上昇となる85%、うち4つ星ホテルでは87%だった。

今年1〜9月の累計ホテル宿泊ゲスト数は前年同期比1%増の806.6万人、平均客室稼働率は同4ポイント増の86%。

また、今年1〜9月の宿泊を伴う旅客に占めるホテル宿泊率は前年同期比1ポイント減の69%だった。

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2024年)4月の住宅売買・…
  2.  マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月16…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は5月15日、各イミグレーション施設で税関検査の強化を図るとともに、香港税…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月15日、コタイ地区にあ…
  5.  きのう(5月15日)はマカオ及びマカオにとって第二の旅客ソースである香港でパブリックホリデーとな…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun