マカオで天皇誕生日レセプション開催=日本・マカオ双方とも関係密接化に期待感

在香港日本国総領事館は12月9日、マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ内にあるホテルオークラマカオで天皇誕生日レセプションを開催した。

マカオの日刊紙澳門日報が12月10日付紙面で報じた内容によると、セレモニーには松田邦紀総領事(大使)とマカオ政府行政法務庁のソニア・チャン(陳海帆)長官が登壇し、その後の懇親会では出席したマカオ財界関係者、マカオ在留邦人らの交流の輪が広がり大いに賑わったとのこと。

マカオ政府を代表して挨拶を行ったソニア・チャン行政法務庁長官は、日本は多くのマカオ人が愛着を持つ旅行先であり、日本食品もマカオにおいて多いに受け入れられているとのエピソードを紹介。日本とマカオは長きにわたる双方向の友好関係を維持しており、(2002年の)マカオのカジノ経営ライセンスの対外開放をきっかけ日本企業の対マカオ投資が進むなど、経済・文化の多方面における交流と協力が発展を続けていることを挙げ、今後も相互関係はさらに密接化するだろうと述べた。

松田邦紀総領事は、日本とマカオの両地の往来がますます緊密化する中、今後多くのマカオ人観光客が日本を訪れ、当地の社会や歴史・文化をより深く知っていただくことで、相互理解が進むことを期待すると述べた。

現在、マカオには日本公館がなく、在香港日本国総領事館の管轄エリアとなっている。同館は香港、マカオのそれぞれで天皇誕生日レセプションを開催している。

天皇誕生日レセプションで乾杯のセレモニーを行う松田邦紀総領事駐香港日本国総領事(右)とマカオ行政法務庁ソニア・チャン長官(左)=12月9日、ホテルオークラマカオ(写真:GCS)

天皇誕生日レセプションで乾杯のセレモニーを行う松田邦紀総領事駐香港日本国総領事(右)とマカオ行政法務庁ソニア・チャン長官(左)=12月9日、ホテルオークラマカオ(写真:GCS)

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