香港・マカオの建設コスト、アジアで最も高い

オランダのデザイン・コンサルタント会社、アルカディスがこのほど発表した世界44都市を対象とした建設コストの調査レポート「インターナショナル・コンストラクション・コスト2016」の中で、世界5位、アジア2位の高コスト都市としてマカオの名が挙がった。

世界ランク1位はニューヨーク、2位はロンドン、3位は香港で、英国の平均コストと比較してそれぞれ4〜6割高、5位マカオは2割ほど高かった。

香港、マカオに続くアジア主要都市の世界ランクは、シンガポールが10位(アジア3位)、ドーハが12位(アジア4位)、ドバイが18位(アジア5位)、東京が19位(アジア6位)、ソウルが20位(アジア7位)で、それぞれ英国の平均を最大2〜4割下回った。

面積、人口規模ともに小さいマカオだが、近年、大規模インフラ整備プロジェクトと大型カジノIR(統合型リゾート)開発が同時並行で進められている。

マカオLRTタイパ線建設現場、排角駅付近の様子(資料)=11月26日—本紙撮影

マカオLRTタイパ線建設現場、排角駅付近の様子(資料)=11月26日—本紙撮影

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