新ミュージアム「沙梨頭更館」開幕=マカオの伝統文化後世に

マカオ半島のちょうど中央西側にあたる沙梨頭地区・麻子街の土地廟横に12月18日、新ミュージアム「沙梨頭更館」がオープンした。同館はマカオ政府文化局と沙梨頭土地廟慈善会の協力により開設されたもの。

更館とは、伝統的な中国の夜間の時報を鳴らす「打更」を行う拠点となった場所にあたる。打更には時間を知らせるほか、住民に対して防火を促す役割や防犯効果もあったという。しかしながら、近代化に伴い、マカオの街から打更は姿を消したという。

沙梨頭更館には、マカオにおける打更の歴史を後世に伝えるべく、貴重な資料が集められているとのこと。

沙梨頭更館の開館時間は10時から18時まで(最終入場15時半)、毎週火曜休館(祝日の場合は開館)となり、無料で見学することができる。

沙梨頭更館開幕式典=12月18日(写真:ICM)

沙梨頭更館開幕式典=12月18日(写真:ICM)


沙梨頭更館の館内を見学するゲストら=12月18日(写真:ICM)

沙梨頭更館の館内を見学するゲストら=12月18日(写真:ICM)

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