マカオ国際空港、2月の旅客数過去最高の58万人に=台北経由の日本往来伸びる

マカオ国際空港運営会社は3月2日、今年(2016年)2月の運営実績を公表。前年同月から旅客数が23%増の延べ58万人となり、同月の最高記録を更新。航空機発着回数についても15%増の延べ4900回に達した。

旅客全体に占める方面別の内訳は、日韓を含む東南アジア路線が全体の41%、中国大陸路線が32%、台湾路線が27%で、旅客数はそれぞれ前年同月から28%、32%、11%の増だった。

訪マカオ旅客数がほぼ前年並みで推移する中、マカオ国際空港の好調ぶりが目立つ。

プレスリリースによれば、台湾のLCC(格安航空会社)タイガーエア台湾のマカオ〜台北線の利用が伸びているとのこと。台北(桃園)における東京(成田・羽田)、大阪(関西)名古屋(中部)、沖縄(那覇)、福岡線とのコネクションが便利なタイムテーブルとなっており、マカオと日本を往来する旅客を取り込んでいるためとのこと。

マカオと日本を結ぶ直行便については、現在マカオ航空が東京(成田)及び大阪(関西)線をデイリー運航しており、今月28日には福岡線(週4便)を新規開設する予定。

マカオの主要な空の玄関口となるマカオ国際空港は1995年の開港。ジャンボジェットの離発着が可能な3420メートルの滑走路を持ち、24時間運用を行っている。乗り入れ都市は中国本土、東南アジアといった近距離が中心。開港20周年にあたる昨年、旅客数が580万を上回り、開港以来最多を記録した。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は5月3日、同月1日にタイパ島のマンションの一室で男女の争う声がするとの近隣住民…
  2.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は5月3日、前夜マカオ半島北部・台山エリアにある工業ビル、新城巿工業大廈内…
  4.  世界保健機関(WHO)は毎年5月5日を「世界手指衛生の日」と、グローバルな啓発活動を展開。マカオ…
  5.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun