マカオのカジノ大手サンズチャイナがアースアワーに参加=節電への取り組みに重点

世界中の人々が同じ日、同じ時間に電気を消すなどのアクションを通じて「地球温暖化を止めたい」、「地球環境を守りたい」という思いを示す国際的キャンペーン「アースアワー」。

世界自然基金(WWF)が2008年から毎年実施しているもので、今年(2016年)は各国・地域時間の3月19日午後8時30分から9時30分まで行われる予定となっている。

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6社の一角、サンズチャイナは3月10日、アースアワー2016に8年連続で参加することを発表。マカオに展開するすべてのIR(統合型リゾート)施設(サンズマカオ、ヴェネチアンマカオ、ザ・プラザマカオ、サンズコタイセントラル及び建設工事中のパリジャンマカオ)について、マカオ時間の午後8時30分から9時30分までの60分間、外観及び室内のメイン以外の照明を消灯することを明らかにした。

同社は持続可能な発展策のひとつとして「サンズエコ360°」推進しており、アースアワーへの参加もその一環とのこと。なお、同社では昨年LED照明の採用や暖房、通気及び空調システムの改善を図り、これによって年間でおよそ11万5000世帯の1ヶ月分の消費電力量に相当する4600万キロワット時を削減したという。

サンズチャイナの旗艦カジノIR施設ヴェネチアンマカオ外観イメージ=マカオ・コタイ地区(写真:Sands China Limited)

サンズチャイナの旗艦カジノIR施設ヴェネチアンマカオ外観イメージ=マカオ・コタイ地区(写真:Sands China Limited)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ特別行政区の今年度(2025年1〜12月)補正予算案が7月9日午後、戴建業経済財政長官列席…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は7月10日夜、前日(9日)マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例…
  3.  マカオ治安警察局は7月8日、未成年女児に対する非礼行為によりマカオで就労する中国人(中国本土居民…
  4.  マカオ治安警察局は7月8日、マカオ社会の治安環境浄化を目的とした違法売春に対する取り締まりの実施…
  5.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」の運営会社は7月8日、館内…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun