マカオ、双子出産の母パンダの一般公開再開へ=4ヶ月半ぶり

今年(2016年)6月26日にマカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンで飼育・展示されているつがい、オスの開開(Kai Kai)=7歳とメスの心心(Xin Xin)=9歳に双子のオスの赤ちゃんが誕生した。

マカオでパンダの2世が誕生したのは初めてのことで、心心も今回が初出産だった。

同館を管轄するマカオ政府民政総署(IACM)は10月18日、母パンダの心心について、今月22日から段階的に一般公開を再開する予定であると発表した。心心の一般公開再開は今年6月以来およそ4ヶ月半ぶりとなる。

同局によれば、心心は双子の出産直後は2時間に1度の授乳があり、母乳の養分高めるため少量の食事を複数回摂取していたというが、すでに双子が生後100日を迎え、順調に成長しており、心心の産後の経過も順調で、近日は運動量も増加していることなどから、今回の一般公開再開決定を判断したとのこと。

なお、一般公開再開後しばらくの間は、午前中のみの展示を予定しており、双子の授乳が必要な際には飼育スペースに戻ることもあるという。

気になる双子の赤ちゃんパンダ、健健(Jian Jian)と康康(Kang Kang)の一般公開時期について、IACMでは来年の旧正月(2017年の旧正月の元旦は1月28日)前後になるとの見通しを示している。

現在、マカオジャイアントパビリオンでは父パンダの開開のみの展示となっている。ちなみに、入館料は10パタカ(約135円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。

赤ちゃんパンダの世話をする心心=マカオジャイアントパンダパビリオン(写真:IACM)

赤ちゃんパンダの世話をする心心=マカオジャイアントパンダパビリオン(写真:IACM)

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