マカオの公立図書館24時間オープン実験、反応上々=眠らないカジノの街

マカオ経済の屋台骨となるのがカジノ産業だ。眠らない街と形容されるように、マカオに38あるカジノ施設はいずれも24時間365日オープンとなっている。

カジノ施設だけでなく、空港やフェリーターミナル、一部の陸路イミグレーションも24時間運用となっており、交代制のシフト勤務で働く人も多い。路線バスは終夜運行で、深夜から早朝に掛けて営業している飲食店も少なくない。

マカオ政府文化局(ICM)では、今年(2016年)10月から来年3月までの半年間、人口密度や交通アクセス、施設の規模といった複合要素を検討して選定したというマカオ半島北部にある同局運営の紅街市図書館で24時間オープン実験を行っている。午後8時から翌午前10時までの深夜早朝時間帯には、図書館スタッフを配置せず、警備及び清掃スタッフのみとなっており、マカオ居民IDカード(日本のマイナンバー個人カードに相当)を使って入館登録や各種手続きができるようになっている。

紅街市図書館の閲覧スペースの様子(写真:ICM)

紅街市図書館の閲覧スペースの様子(写真:ICM)

同局が12月19日に発出したプレスリリースによれば、図書館の24時間オープンかは多くの市民に支持、歓迎されているという。具体的な数字については、紅街市図書館の1日あたり平均入館者数は約890人で、午後8時から午前10時までに限ると約160人とのこと。

同局では、市民の読書需要に対してより効率的に応えるため、実験期間終了後に各種データ分析を行い、調整が必要な部分の洗い出し及び実験期間延長や他の図書館への拡大の可能性などを判断するとしている。

マカオ居民IDカードを利用した入館登録のイメージ(写真:ICM)

マカオ居民IDカードを利用した入館登録のイメージ(写真:ICM)

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