マカオカジノIR運営大手サンズチャイナ、2024年2Qの純収入8%増…ロンドナーに独自ブランドホテル導入へ

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期(2024年4〜6月)の業績を発表。

 米国会計基準による同社の今年第2四半期の純収入は前年同時期から8%増の17.5億米ドル(日本円換算:約2691億円)、純利益は31.6%増の2.46億米ドル(約378億円)、調整後プロパティEBITDAについても3.7%増の5.61億米ドル(約863億円)に。

 サンズチャイナの親会社にあたるラスベガスサンズグループのロバート・ゴールドスタイン会長兼CEOは今回の業績発表にあたり、マカオのインバウンド旅客数は依然としてコロナ前水準に戻っていないが、今年第2四半期も回復が持続しており、今年第2四半期のマカオ全体のカジノ売上は前年同時期から24%増、このうちマスゲーミング部門(いわゆる平場)は29%増だったことを挙げ、グループとしてマカオ市場の今後の成長に引き続き自信を持っており、来年のマカオ全体のカジノ売上は300億米ドルを超えるだろうとコメント。

 このほか、同社ではマカオの傘下IRで進行中のリノベーション計画について、ヴェネチアンマカオに併設する「コタイアリーナ」を年内にも再オープン、ロンドナーマカオの現在シェラトングランドマカオホテルの入る2つの棟を独自ブランドの「ロンドナーグランド」に変更した上、ホテル棟1つとカジノを年末までに、もう1つのホテル棟を来年(2025年)5月までにオープンさせる予定を明らかにした。

 マカオの公共放送局TDMがラジオニュースで報じた内容によれば、ロンドナーグランドホテルの客室数は2405室(スイート1500室含む)になるという。現在のシェラトングランドマカオの客室数は3968室(スイート360室含む)で、総客室数の減少はスイートの拡充によるものとみられる。近年、マカオでは新ホテルの開業が相次ぎ、コロナ禍からアフターコロナにかけても勢いを維持している状況。マカオの2024年第1四半期時点におけるホテル客室供給数は4万6634室で、前年同時期から7639室増だった。

サンズチャイナのIR「ロンドナーマカオ」(資料)=マカオ・コタイ地区にて本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府民政総署(IAM)は3月5日、コロアン島・石排灣地区の石排灣郊野公園内に新たに両生爬虫…
  2.  マカオ政府金融管理局は3月3日、2026年1月のマカオの貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは3月…
  4.  マカオ金融管理局(AMCM)は3月3日、同日同局と香港金融管理局の代表が会談を行い、両地域の間の…
  5.  マカオ政府統計・センサス局は3月2日、2025年通期(1〜12月)及び2025年第4四半期(10…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月19日、国際旅客誘致策の一環として2024年と2025年に実施…
  3.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  4.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…
  5.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年3月号
(vol.153)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun