マカオの女性カジノディーラーが客と組み不正行為…負けてもチップ払い出す

マカオ司法警察局は3月25日、勤務中の不正行為により勤務先のカジノからゲーミングチップを騙し取ったとして、ディーラー職の女(29)と客の中国人の商人の男(28)及び美容製品会社勤務の男(25)の3人を業務上横領の罪で逮捕、送検したと発表した。

警察の発表によれば、同月22日午前10時頃、マカオ半島新口岸地区のカジノ施設から1人の女性ディーラーが勤務時に客と組み不正が行っていたと通報があり、監視カメラ映像を確認したところ、6回のゲームで客が負けていたにもかかわらず、チップが支払われていたとのこと。

警察官がすぐに現場に駆けつけ、3人の身柄を拘束して調査を行なったところ、いずれも犯行を認めたという。3人は昨年(2016年)11月に知り合ったというが、今回が初めての犯行で、分け前についても決めていなかったなどと供述しているとのこと。

カジノ施設が警察に報告した被害額は6万7000香港ドル(日本円換算:約96万円)。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

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