マカオ、総体失業率2.0%維持=17年2〜4月期雇用統計

マカオ政府統計調査局は5月26日、今年(2017年)2〜4月期の雇用統計を公表。総体失業率は前回調査(1〜3月期)から横ばいの2.0%、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は0.1ポイント下落の2.7%、不完全雇用率は横ばいの0.5%だった。

マカオの総体失業率は2015年2〜4月期まで史上最良水準の1.7%、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、以降は2.0%で推移してきた。

今年2〜4月期の労働人口は38.92万人、労働参加率は71.1%。このうち、総就業人口は前回調査時から2000人増の38.15万人、マカオ居民に限ると1900人増の28.00万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が1.1%増の8.10万人、卸売・リテール業が2.0%減の4.65万人、建設業が3.8%増の3.65万人、ホテル業が1.6%増の3.14万人、飲食業が3.2%増の2.36万人だった。

失業人口は前回調査時から200人減の7700人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は横ばいの9.7%。

前年の同じ時期との比較では、労働参加率が1.1ポイント下落、失業率が0.1ポイント上昇、不完全雇用率は横ばい。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は6月19日、デングウイルスによる感染症「デング熱」伝播の高リスクシー…
  2.  マカオ特別行政区政府旅遊局(MGTO)は6月19日夕方、イスラエルとイランの安全情勢を鑑み、マカ…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は6月18日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の趨勢に関する情報収集・…
  4.  マカオ治安警察局は6月18日、マカオ半島の中区にあるスーパーマーケットで少なくとも二度にわたって…
  5.  マカオの社会福祉行政を担当するマカオ政府社会工作局(IAS)は6月18日、同日から10月17日ま…

ピックアップ記事

  1.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年6月号
(vol.144)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun