マカオ税関、中国からクロスボウ持ち込んだ男女を検挙…禁止武器に相当

マカオ税関(澳門海關)は6月25日、禁止武器にあたるクロスボウを中国本土からマカオに持ち込んだとして、運び役の男と依頼主の女の2人を武器弾薬関連法違反で起訴したと発表した。

税関の発表内容によれば、クロスボウは同月24日午後5時頃、マカオと中国を結ぶ主要な陸路の玄関口にあたる關閘イミグレーションの税関検査場で所持品検査を行った際に見つかったもの。本体の全長は22センチで、矢が51本、矢の先端に装着する針が52本、照準器にあたるパーツが付属していたとのこと。

クロスボウ一式を所持していた男は、荷主から報酬を受け取ってマカオへの持ち込みを手伝ったと話していることから、荷主の女に事情を聴いたところ、ネット通販で購入したことを認めたという。

なお、税関では、近日、近隣地区で矢の代わりに爪楊枝を使ったミニクロスボウが玩具として販売されているのが確認されたが、これについても危険性を有する武器に属するとの見解を示し、購入したり、マカオに持ち込んだりしないよう呼びかけた。

關閘イミグレーションで旅客の手荷物から発見されたクロスボウ一式(写真:澳門海關)

關閘イミグレーションで旅客の手荷物から発見されたクロスボウ一式(写真:澳門海關)


マカオ税関が禁止武器にあたるクロスボウをマカオに持ち込んだとして身柄を拘束した男(写真:澳門海關)

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