6月の訪マカオ旅客数、対前年0.9%増の約238万人…上半期累計5.4%増=宿泊伴う旅客の増続く

マカオ政府統計調査局は7月24日、今年(2017年)6月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前年同月から0.9%増、前月から7.5%減となる延べ(以下同)237万8615人だった。

今年6月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から10.1%増の134万8607人、日帰り旅客が9.1%減の103万0008人。旅客の平均滞在時間は前年同月から0.1日増の1.3日、日帰り旅客に限ると横ばいの0.2日、宿泊を伴う旅客は0.1日増だった。

かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、宿泊を伴う旅客は6月まで23ヶ月連続で対前年増となっている。昨年6月から今年6月までの間、今年1、2月を除いて宿泊を伴う旅客が日帰り旅客の数を上回っている。

今年6月の訪マカオ旅客のうち、出身地別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から1.8%増の154万4237人。このうち個人旅客に限ると5.8%増の70万4720人だった。中国本土旅客が全体に占める割合は64.9%。

その他の主要居住地では、人数が多い順に香港が3.9%減の49万1687人、台湾が9.9%減の8万6180人、韓国が42.2%増の6万6758人、フィリピンが2.2%減の2万3259人、日本が13.5%増の2万2662人。

1〜6月累計の訪マカオ旅客数は1556万4303人で、前年の同じ時期から5.4%増。このうち中国本土旅客は6.1%増の1033万3096人で、全体の66.4%を占めた。

なお、マカオのカジノ監理当局DICJが7月1日に公表した資料によれば、今年6月の月次カジノ売上は前年同月から25.9%増の199.94億パタカ(日本円換算:約2794億円)、1〜6月累計では17.2%増の1263.77億パタカ(約1兆7662億円)となり、旅客数の増を大幅に上回って推移している。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

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