<台風13号>マカオ政府が中国人民解放軍に救援要請…返還後初=駐マカオ部隊から1000人派遣、がれきの除去や防疫作業に従事

マカオの街に甚大な被害をもたらした台風13号(国際名:ハト)の襲来から3日目(8月25日)を迎えている。

マカオ政府広報官事務所は同日午前、マカオ全域で数十年に一度あるかないかという規模で人的、物的に多大な被害が発生している状況を受け、マカオ特別行政区基本法とマカオ特別行政区駐軍法に基づき、フェルナンド・チュイ(崔世安)マカオ特別行政区行政長官が中央政府に対して災害救援のための中国人民解放軍の派遣を要請し、批准されたと発表した。

その後まもなく、マカオ・タイパ島に駐留する中国人民解放軍駐マカオ部隊の隊員1000人が出動。浸水による大きな被害が出たマカオ半島・内港地区周辺などにおいて、がれきの除去や防疫作業を開始した。

中国人民解放軍駐マカオ部隊への救援要請は1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国へ返還されて以降、今回が初めてのこととなる。

マカオ半島・内港地区で救援作業に参加する中国人民解放軍駐マカオ部隊の隊員=2017年8月25日(写真:GCS)

マカオ半島・内港地区で救援作業に参加する中国人民解放軍駐マカオ部隊の隊員=2017年8月25日(写真:GCS)


災害救援のためマカオ・タイパ島にある駐屯地を出発する中国人民解放軍駐マカオ部隊の車輌=2017年8月25日(写真:GCS)

災害救援のためマカオ・タイパ島にある駐屯地を出発する中国人民解放軍駐マカオ部隊の車輌=2017年8月25日(写真:GCS)

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