マカオカジノ(ゲーミング)産業発展史

将来の展望

建設が進むギャラクシーマカオ第2期プロジェクトの完成予想図 (c) Galaxy Entertainment Group

ゲーミングライセンスの開放以降、ライセンスを持つカジノ企業によるコタイ地区の大型開発が次々と進み、マカオのゲーミング、観光業は大きな変化を遂げる。マカオ政府はゲーミング産業の健康的かつ持続的な発展、世界に誇るカジノリゾート及びコンベンション都市を目指すため、「適切規模、規範管理、健康発展」を掲げ、ゲーミング業界の監理及びゲーミング業の発展過程に生じる各種社会問題への対応など、業界の品質とグレードアップをサポートしている。

2012年、マカオのカジノ総売上は3000億パタカの大台を初めて突破した。コタイ地区のリゾート開発はまだ途上段階にあり、マカオ内外のインフラ整備も急ピッチで進められていることから、今後もマカオのゲーミング産業はさらなる発展を遂げるものとみられる。

(取材・文:本紙特集班―2013年2月)

【参考文献】
・澳門特別行政區博彩監察協調局「澳門博彩業歷史」

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