18年9月の訪マカオ旅客数、対前年3%増の256万人…1〜9月累計では8.3%増の2581万人に

近年、訪マカオ旅客数は安定的な右肩上がりで推移。昨年(2017年)通期の訪マカオ旅客数は前年から5.4%増の延べ(以下同)3261万0506人に達し、過去最多を記録した。今年に入って以降も好調が続いている。

マカオ政府統計調査局は10月23日、今年(2018年)9月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は夏休みの多客期にあたる前月から24.7%減だったものの、前年同月から3.0%増となる256万1274人だった。

今年9月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から1.9%増の140万8326人、日帰り旅客が4.4%増の115万2948人。旅客の平均滞在時間は前年同月から0.1日延びて1.4日に。宿泊を伴う旅客に限ると0.2日延びて2.4日、日帰り旅客は横ばいの0.2日。

今年9月の訪マカオ旅客のうち、国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から5.7%増の182万0269人。このうち個人旅客に限ると10.3%増の78万8426人。中国本土旅客が全体に占める割合は71.0%。

その他の国・地域では、人数が多い順に香港が1.6%減の44万4005人、台湾が3.7%減の8万2999人、韓国が4.4%減の5万8246人、日本が19.1%減の2万4892人。

入境ルート別では、陸路が9.6%増の155万0019人、海路が11.8%減の75万7946人、空路が18.9%増の25万3309人。

今年1〜9月累計の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から8.3%増の2581万3264人。このうち中国本土旅客は13.3%増の1822万1155人で、全体の70.6%を占めた。その他の国・地域では、人数が多い順に香港が2.4%減の454万5754人、台湾が0.2%増の80万3987人、韓国が5.7%減の60万7701人、日本が3.3%減の24万0847人。

なお、マカオのカジノ監理当局DICJが10月1日に公表した資料によれば、今年9月の月次カジノ売上は前月から17.3%減、前年同月から2.8%増となる219.52億マカオパタカ(日本円換算:約3051億円)。1〜9月累計では前年同期比15.9%増の2240.55億マカオパタカ(約3兆1140億円)で、旅客数の上昇率を大きく上回る結果となっている。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

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