マカオ、18年第4四半期の小売業販売額約2714億円…対前年4.1%増=通期では15.9%増の約1兆0490億円

マカオ政府統計調査局は2月27日、昨年第4四半期(2018年10〜12月期)及び通期の小売業販売額調査結果を公表。

昨年第4四半期の小売業販売総額は同年第3四半期から9.4%、前年の同じ時期から4.1%のそれぞれ増となる198.7億マカオパタカ(日本円換算:約2714億円)。価格要因を排除した販売量は対前年2.3%増。

小売業販売総額に占める品目別の割合では、時計・宝飾品が20.9%、雑貨が16.3%、成人ファッションが13.4%、革製品が12.4%。昨年第3四半期との比較では、通信設備が113.1%の大幅増。コスメティック・トイレタリー用品も21.5%増だった。

昨年通期の小売業販売総額は前年から15.9%増の768.0億マカオパタカ(約1兆0490億円)。品目別の割合は、時計・宝飾品が21.0%、雑貨が16.0%、成人ファッションが13.2%%。販売量は13.8%増。

今年第1四半期の販売量の見通しについて、調査対象となったショップの54.4%が前年同期と変わらず、37.4%が減少、8.2%が増加と回答。また、商品の販売価格については68.2%が据え置き、17.9%が下落、13.9%が上昇するだろうとした。このほか、昨年第4四半期と比較した今年第1四半期の経営状況については、44.5%が悪化、40.9%が安定継続、14.6%が良化するとの見通しを示した。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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