マカオミュージアムが考古資料展示コーナーをリニューアル

マカオ政府文化局(ICM)は2月27日、マカオミュージアム(澳門博物館)の常設展について、1階にある考古資料展示コーナーをリニューアルしたと発表。

ICMによれば、近年、マカオ半島の歴史市街地区において複数回の発掘調査を行い、陶片や翡翠、石細工などが出土。また、1973年から2006年にかけてコロアン島のハクサ遺跡で実施した発掘調査では、今から4000年前の翡翠工房跡、6000年前の陶芸文化の痕跡が見つかっており、東西文化の交流地点としてのマカオの役割や、中華文化圏の一部であったことを明確に示す貴重な資料という。

今回のリニューアルでは、近年の発掘調査で見つかったものなど新たな展示物11点を加えたほか、マカオの考古学調査の状況などについても図版を用いて紹介しており、来館者がマカオの古代の歴史についてより深く理解できるよう工夫したとのこと。

リニューアルされたマカオミュージアムの考古資料展示コーナー(写真:ICM)

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