マカオ政府が市民対象のギャンブル活動参加状況調査実施…依存症有病率の評価など目的に三年毎実施

マカオ政府社会工作局(IAS)は5月16日、同月17日から7月16日にかけて「マカオ居民ギャンブル活動参加調査研究」を展開すると発表。

同リサーチはIASがマカオ大学コマーシャル・ゲーミング研究所に委託して三年に一度実施しているもの。無作為抽出による電話調査で、18歳以上のマカオ居民(マカオ居留権保有者)が対象となる。2016年実施時の調査サンプル数は2000人だった。

IASでは、マカオ居民のギャンブル活動参加状況とギャンブルに対する見解を把握し、最新のギャンブル依存症有病率を評価することを実施目的として挙げている。また、収集したデータをもとに、将来のギャンブル依存の予防及び治療サービス計画の策定に活かすとした。

マカオは中国の特別行政区にあたり、人口約67万人、面積は東京の山手線の内側の半分に相当する32平方キロという小さな地域だが、およそ40軒ものカジノ施設が建ち並び、年間カジノ売上は世界最大規模を誇る。また、競馬やスポーツベッティングといった各種ギャンブルも存在する。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は7月15日、今年第2四半期(2025年4〜6月)の観光物価指数が前年…
  2.  マカオ司法警察局は7月14日、マカオで男性ギャンブラーへ賭博用途のカネを高利で貸し付けた上、返済…
  3.  マカオ警察総局は7月14日、同月16日午前にかけてコタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランド…
  4.  マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は7月14日、同日午前9時半頃、マカオ半島北西の林茂塘にある…
  5.  マカオ観光のハイライトとしてすっかり定着した世界遺産めぐり。マカオ半島中央の旧市街地に点在する3…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun