マカオ、19年第1四半期の犯罪数5.2%減の3364件…安定的かつ良好な治安状況維持

マカオ保安庁は5月16日午前に記者発表会を開き、今年第1四半期(2019年1〜3月)の犯罪統計を発表。

今年第1四半期の犯罪件数は前年同期から5.2%減の3364件。内訳をみると、強盗や窃盗といった財産侵犯罪は6.6%減の2108件だったが、恐喝、暴利、いわゆる空手形、詐欺事案は増加となり、このうち詐欺が22.5%増の283件に上った。暴力犯罪については8.3%増の157件で、監禁罪が34.4%増だったことが主要因。

マカオ保安庁の黄少澤長官は、暴力犯罪を除く主要罪種の犯罪数はいずれも減少したとし、今年第一四半期のマカオの治安環境は依然として安定的かつ良好な状況を維持しているとの見解を示した。

また、マカオにおいて各種イベントが頻繁に開催されるようになり、インバウンド旅客数も増加の一途をたどる中、マカオの治安情勢は大きな試練に直面しているとし、保安当局として治安情勢に対する高度な警戒を維持し、スマートポリシング開発への注力、積極的な情報収集、治安状況の予測能力及び緊急事態対応能力の向上に継続的に取り組むとともに、法執行意識の強化、法執行手段の改善と効率化を図り、今年予定されている重要イベントを円滑に開催できるようにするとした。

マカオ保安当局による2019年第1四半期犯罪統計及び法執行状況報告記者会見=2019年5月16日(写真:GCS)

マカオ保安当局による2019年第1四半期犯罪統計及び法執行状況報告記者会見=2019年5月16日(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は5月2日、タイ・バンコクからマカオへ向かう航空機内で3人の乗客の荷物の中から現…
  2.  中国本土で5連休となる「五・一」労働節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は5月2日、今年第1四半期(2025年1〜3月)のマカオの…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月30日、越境自家用車を利用した違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun