マカオカジノIR大手サンズチャイナ、サンズマカオ開業以来勤続満15年に達した従業員の表彰イベント開催

マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナ社が運営するカジノIR(統合型リゾート)「サンズマカオ」が今年(2019年)5月に開業15周年を迎えた。

サンズマカオはマカオ半島新口岸地区の外港フェリーターミナルに近い好立地にマカオにとって初めてとなる本格的なラスベガス型のIRとして2004年5月18日にオープン。以降、サンズチャイナは新興埋立地のコタイ地区にヴェネチアンマカオ、プラザマカオ、サンズコタイセントラル、パリジャンマカオを次々とIR施設をオープンしてきた。

サンズチャイナは6月11、13日にかけて、勤続満15年目に達した約1600人の従業員を招いた祝賀ディナーレセプションを開催。王英偉(ウィルフレッド・ウォン)社長から全員に対してを記念品が授与されたとのこと。

同社によれば、管理職に占めるマカオ居民(マカオ居留権保有者)の割合は2004年に20%だったが、直近では90%にまで達しているという。また、2004年以来、延べ1万5000回超の昇進機会、延べ1400回超の部門間異動の機会を提供。なお、勤続15年に達した約1600人という数字については、サンズマカオのオープニングスタッフの3分の1超に相当するとのこと。勤続満10年以上は約8300人おり、このうち84%がマカオ居民という。サンズチャイナの直近の従業員数は約2万8000人。

サンズチャイナが勤続満15年に達した従業員を招いて開催した祝賀ディナーレセプションの様子(写真:Sands China Limited)

サンズチャイナが勤続満15年に達した従業員を招いて開催した祝賀ディナーレセプションの様子(写真:Sands China Limited)

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