マカオで福岡「小石原焼」と観光セミナー開催…県産品の試食も好評

福岡県香港事務所は7月25日午後、マカオで開催中のアート・文化イベント「アートマカオ」の日本パビリオン(塔石ギャラリー)内の特設会場で福岡・東峰村の「小石原焼(こいしわらやき)と福岡観光をテーマにしたセミナーを開催した。

マカオでは、マカオ航空がマカオと福岡を結ぶ直行便が2016年3月に就航して以降、福岡の地名度、注目度が高まっている。

今回のセミナーには、マカオや香港からおよそ50人が参加した。前半は福岡県香港事務所による福岡県のエリア別の見どころを紹介、後半は小石原焼(東峰村)の陶芸家、早川窯元の早川英民さんとまるた窯の太田剛速さんが登壇し、映像や写真、実物の陶器と道具を使って小石原焼の歴史や刷毛目、打掛、櫛目、指描、流し掛けといった独特の技法の解説が行われ、参加者が熱心に説明に聞き入っていた。

セミナー終了後、八女茶、日本酒、明太子といった県産品の試飲・試食も行われ、好評を博していた。

アートマカオ日本パビリオンでは、7月26日から8月8日まで日本伝統工芸展を開催。早川さんと太田さんの作品も展示される。

早川さんは「マカオで小石原の紹介ができる良い機会だった。日本の伝統工芸品に対してマカオの皆さんががどんな反応を示すか楽しみにしたが、非常に反応が良く、手ごたえを感じた」、太田さんは「予想以上に福岡へ来たことがあるという方が多かった。今回のイベントを通じて、小石焼に関心を持っていただき、東峰村を訪れてほしい。今後も、この様な機会があればマカオ・香港など海外での小石原焼PRも行っていきたい」とコメント。

セミナーを企画した福岡県香港事務所の山奇智幸所長によれば「現在、マカオと福岡の間には週4便の直行便があるが、今後はマカオに加えて、隣接する広東省の珠海や中山はじめ粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオ・グレーターベイエリア)からの訪日客の増加も期待される。また、福岡からマカオへは野菜や果物も輸出されているので、マカオでの福岡PRを通じて、マカオ及び大湾区における福岡の知名度を高めていきたい」とのこと。

マカオの人口は約67万人だが、1人あたりGDP(域内総生産)はアジアトップクラス。近年、訪日旅行や日本食がブームとなっている。また、年間3500万人以上という膨大なインバウンド旅客を誇るアジア有数の観光都市であり、近年、日本からの食品輸出先として注目される存在となっている。

マカオで開催された『福岡「小石原焼」と観光セミナー』会場の様子=2019年7月25日、塔石ギャラリーにて本紙撮影

マカオで開催された『福岡「小石原焼」と観光セミナー』会場の様子=2019年7月25日、塔石ギャラリーにて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  2.  マカオ治安警察局は4月21日、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ域内の各所でキッ…
  3.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで7日間にわたって開催された「ITTF(国際卓球連盟…
  4.  マカオでは、ひと頃に比べて状況は落ち着いたものの、依然として悪質タクシーが暗躍しており、市民や観…
  5.  マカオ治安警察局の発表によれば、4月19日から同日からポルトガルとシンガポールのパスポート保有者…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun