マカオ、19年6月のホテル客室稼働率89.5%…対前年0.3ポイント下落=1〜6月平均は1.1ポイント上昇の91.1%

マカオは人口約67万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ政府統計調査局発表資料によれば昨年(2018年)通期の訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)は前年から9.8%増の延べ(以下同)3580万3663人で、3000万人の大台を5年連続突破するとともに、2年連続で最多記録を更新。今年6月のインバウンド旅客数は前年同月から18.9%増の309万5853人。このうち宿泊を伴う旅客は5.7%増の152万8419人で、同月のインバウンド旅客全体に占める割合は49.4%だった。

かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、昨今では宿泊を伴う旅客が増加傾向にあり、過半数を上回る月も出現している。ただし、春節(旧正月)など大型連休のある月については、日帰り旅客が増大する傾向にあるほか、昨年10月24日の港珠澳大橋の開通で「橋を渡ることが目当て」の旅客が増えたことで、昨年10月以降は9ヶ月連続で日帰り旅客が過半数を上回った。

マカオ政府統計調査局は7月30日、今年6月のホテル宿泊客関連統計を公表。今年6月の平均ホテル客室稼働率(簡易宿泊施設に相当するペンサオンを含む、以下同)は前年同月から0.3ポイント下落の89.5%だった。稼働率が90%の大台を割り込むのは今年に入って以降初めてで、昨年10月以来のこととなる。

ホテル等級別では、5つ星が前年同月から0.2ポイント下落の90.1%、4つ星が1.6ポイント下落の90.7%、3つ星が1.0ポイント上昇の90.6%。なお、5つ星ホテルの供給客室数が横ばい、4つ星ホテルが2.7%減、3つ星ホテルが3.3%増だった点も考慮する必要がある。

今年6月末現在、マカオで営業中のホテル数は前年同時期から3軒増の119軒、供給客室数は同0.1%増の3.87万室あり、このうち5つ星ホテルが1軒増の36軒で、供給客室数は全体の63.3%を占める2.45万室。

今年6月のマカオのホテル宿泊客数は前年同月から3.4%減の111.9万人。主な内訳は中国本土旅客が1.7%減の75.2万人、香港旅客が6.7%減の12.8万人、韓国旅客が7.2%増の4.2万人、台湾旅客が12.2%減の3.8万人、日本旅客が1.3%減の1.6万人だった。ホテル宿泊客の平均滞在時間は0.1日短い1.4日。

今年1〜6月累計のホテル宿泊客数は前年の同じ時期から1.0%増の693.9万人、平均客室稼働率は1.1ポイント上昇の91.1%、ホテル宿泊客の平均滞在時間は横ばいの1.5日。宿泊を伴う旅客全体に占めるホテル宿泊者の割合は3.9ポイント下落の70.0%。なお、昨年通期の平均客室稼働率は前年から3.9ポイント上昇の91.1%だった。

マカオではホテル建設ラッシュが続いており、近い将来、供給数は5万室超に達する見込み。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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