マカオ国際空港で倒れ病院へ搬送された中国人男性のデング熱感染確認…カンボジア滞在時に感染の輸入性事案

 マカオ政府衛生局(SSM)は9月4日夜、同月3日にマカオ国際空港で福建省・アモイ行きの航空機へ搭乗予定だった男性が空港内で倒れ、病院に搬送された事案について、搬送先の病院でデング熱検査のための採血を行い、4日にSSM公衆衛生研究所のPCR検査結果が明らかとなり、デング熱Ⅰ型に感染していることが確認されたと発表。

 SSMによれば、患者は中国本土からのインバウンド旅客の男性(25)。患者は今年(2019年)7月初旬から8月25日かけて仕事のためカンボジアのシアヌークビルに滞在し、25日にアモイに戻った後、8月30日から発熱、筋肉痛、頭痛等の自覚症状があったが、9月1日から3日まで観光でマカオを訪れていたという。

 SSMでは患者の渡航歴、症状などを踏まえ、輸入性デング熱であると判断を下した。目下、患者は公立総合病院の仁伯爵綜合醫院で治療を受けており、容体は安定しているとのこと。また、患者の家族や一緒にマカオを訪問した友人の中に類似の症状は出ていないという。

 マカオ域内で今年に入って以降確認されたデング熱感染者は15人目となるが、いずれも輸入性の事案。渡航先別では、カンボジアが6人と最多で、タイが4人、マレーシアが2人、フィリピンが2人、シンガポールが1人。

 マカオは面積約32平方キロ、人口約67万人(海外労働者約18万人含む)の小さな都市だが、訪マカオ外客数は年間3580万人超に達しており、人口密度が極めて高く、人の出入りも多い。

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)に1日2往復、大阪(関西)に1日1往復、福岡に週4往復就航。近年、マカオ国際空港の旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。今年に入って以降も旅客数の増加が続いている。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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