マカオ税関と市政署が密輸食材の摘発実施…レストランや越境運搬者などから約1.6トン分押収

 マカオ税関(澳門海關)は9月12日、同月4、5、9日にかけて市政署食品安全廳と密輸食材に対する合同取り締まりを実施したと発表。

 今回の取り締まりにおいて、市内のレストラン10軒、野菜販売店2軒で未検疫と疑われる野菜324キログラム、肉類9キログラム、その他食品14キログラムを発見し、未検疫食材の販売及び密輸に関わっていたとして関係者を食品安全法に基づき起訴。また、各イミグレーション施設での手荷物検査を強化して臨み、3日間で密輸野菜891キログラム、肉類378キログラム、海産物11キログラムを発見したとのこと。

 税関と市政署では、密輸食材の状況に留意し、各イミグレーション施設、市内のレストランや食品販売店の巡回強化と随時の取り締まりを継続し、出所不明の食品のマカオへの流入を阻止に努め、マカオにおける食の安全を維持するとしたほか、市民に対し、食材を購入する際には、信用できる店舗を選び、来歴不明の食材に手を出さないよう呼びかけた。

マカオ税関と市政署食品安全廳による取り締まりで市内のレストランから見つかった未検疫食材(写真:澳門海關)

マカオ税関と市政署食品安全廳による取り締まりで市内のレストランから見つかった未検疫食材(写真:澳門海關)

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