第66回マカオグランプリ開幕間近…旧市街の塔石廣場でレーシングマシン展示イベント始まる…新規格のF3マシンに注目

 マカオに年に一度のグランプリシーズン到来。今年(2019年)の第66回サンシティグループマカオグランプリのレース開催日程は11月14日から17日までの4日間となっている。

 グランプリの舞台は公道を転用したギア・サーキット(全長6.2km)。すでに路面の補修、ガードやスタンドの設置といった準備もほぼ完了しており、あとは本番を待つばかりだ。

 マカオ政府体育局とマカオグランプリ組織委員会では、レース本番を間近に控えた11月9日午後3時から、マカオ半島の旧市街地にある塔石廣場でレーシングマシンの展示イベントを開催している。市民や観光客がマカオグランプリに対して親近感を得られるようにと数年前から始まったイベントで、実際にレースに参戦するフォーミュラ3(F3)、GTカー、バイクをはじめ、セーフティカー及びレスキューカーなど数十台が一堂に会する華やかな内容だ。中でも、今大会から新規格が採用され、パワーアップしたF3マシンの展示に大きな注目が集まっていた。ほかにも、マカオグランプリのサーキットを模擬走行できる体験ゲームコーナー、マカオグランプリグッズの販売コーナーなどなどが設けられている。展示期間は11月10日午後5時まで、無料で見学することができる。

 14日から始まる本番の模様は現地テレビ局TDMが地上波で生中継するほか、今回のイベント会場となった塔石広場ほか市内の複数の広場や公園などにグランプリの生中継映像を放映するパブリックビューイング用の大型モニタも設置される予定。観戦チケットの販売状況については、記事執筆時点で決勝日(16日及び17日)の一部席種ですでに売切となっているが、4日間とも予約可能な状況であることが確認できた。

マカオグランプリに参加する本物のレーシングカーを間近に見ることができる=2019年11月9日、マカオ・塔石廣場(写真:マカオ政府体育局/マカオグランプリ組織委員会)

マカオグランプリに参加する本物のレーシングカーを間近に見ることができる=2019年11月9日、マカオ・塔石廣場(写真:マカオ政府体育局/マカオグランプリ組織委員会)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  目下、マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で卓球の「WTTチャンピオン…
  2.  マカオ治安警察局は9月13日午後の定例会見で、マカオ滞在中に盗撮行為を繰り返したとして50代の日…
  3.  マカオは今年(2024年)五年に一度のマカオ特別行政区行政長官選挙イヤーを迎えている。マカオ行政…
  4.  マカオ治安警察局は9月12日、マカオの路上で香港の宝くじに相当するマーク6(六合彩)を販売した6…
  5.  マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社とマカオ美術協会が主催するアートラ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun