マカオの20年1〜4月累計カジノ税収47.9%減の約2758億円…新型コロナ影響

 このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支データによれば、今年(2020年)1〜4月累計の歳入は前年同時期から13.6%減の393億4889.7万マカオパタカ(日本円換算:約5286億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は35.9%だった。

 このうち、ゲーミング(カジノ)税収は47.9%減の205億2854.7万マカオパタカ(約2758億円)。年度予算執行率は41.1%で、歳入に占めるゲーミング税の割合は52.2%にとどまった。通常は歳入の約8割を占めるが、ゲーミング税収の大幅減に加え、財政準備からの補填分が計上(後述)されたことによって割合が小さくなった。

 歳出は42.2%増の233億9123.8万マカオパタカ(約3143億円)で、年度予算執行率は21.3%。経常性費用が39.8%増、資本性費用が79.1%増だった。

 財政収支は159億5765.9万マカオパタカ(約2144億円)の黒字、前年同期比では45.2%の大幅なマイナスだった。

 マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。今年1月以降、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う入境制限を含む防疫対策強化等によってインバウンド旅客数が激減し、カジノ売上を直撃。1〜4月累計では68.7%減の312.40億マカオパタカ(約4197億円)にとどまっている。

 今年4月に新型コロナの影響を考慮し、カジノ税収の半減による歳入減と防疫・経済支援策による歳出増を見込み、財政準備から389.5億マカオパタカ(約5233億円)を補填する内容を盛り込んだ2020年度改正予算案が立法会で可決された。4月以降の財政収支データは改正後の数値が反映されるため、当初予算ベースだった前月までのものと比較して差異が生じている。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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