マカオ、20年7月の総合消費者物価指数対前年0.27%上昇の102.14…上昇幅は前月から0.67ポイント縮小

 マカオ政府統計調査局が8月19日に公表した資料によれば、今年(2020年)7月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は102.14で、前年同月から0.27%上昇。上昇幅は前月(+0.94%)から0.67ポイント縮小した。4ヶ月連続の縮小。

 前年同月比での主な上昇要因として、外食費、外来医療サービス、理髪・美容の上昇、さらには住宅賃料と豚肉小売価格の値上がりが挙げられる。分類別では、医療(+5.49%)、教育(+5.17%)の指数が顕著な上昇だった一方、通信(-11.39%)とレジャー・文化(-10.65%)は大きく下落した。

 今年7月までの直近12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、前の12ヶ月から2.19%上昇。分類別では、教育(+5.22%)、食品・ノンアルコール飲料(+4.82%)、医療(+4.60%)の指数上昇が目立った。

 今年1〜7月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から1.81%上昇。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は4月28日、各イミグレーション施設で検査体制の強化を図り、違法な運搬活動…
  2.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  4.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun