マカオの公共路線バス9路線、大晦日に終発繰り下げへ…コロナ禍で例年より路線数少なく

 マカオ政府交通事務局(DSAT)は12月29日、大晦日の深夜から元日未明にかけて市民の新年祝賀目的外出の利便を図るため、公共路線バスの終発時刻の繰り下げを行うと発表。

 同局によれば、公共路線バス9路線で、最終バスの始発バス停の出発時刻を1日午前1時に繰り下げるとした。例年は約40路線が終発繰り下げの対象となり、終夜運転する深夜バスの増発や大型車両の投入も行われるが、コロナ禍で防疫対策を理由に政府主催のカウントダウンイベントや花火大会が中止となったことを受け、今年は規模が小さくなったものとみられる。

 詳しい情報は、マカオ政府交通事務局(DSAT)公式ウェブサイト内のバス情報ページ(http://www.dsat.gov.mo/bus)で確認することができる。

 マカオの面積は東京の山手線の内側のおよそ半分にあたる約32平方キロ、人口は約68万人という小さな地域だが、公共路線バスの路線数は深夜バスも含めておよそ80あり、網の目のような路線ネットワークが形成されている。

新型コロナ防疫措置の一環としてマスク着用が必須化されているマカオの公共路線バス(資料)=2020年2月、關閘バスターミナル(写真:DSAT)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局は10月23日夜、マカオ域内で今年初めてとなる当地デング熱感染例を確認したと発表…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月23日夜、マカオで今年(2024年)8例目となる在郷軍人病(退…
  3.  マカオ司法警察局は10月22日、マカオに所在する複数の質店を訪れ、人工ダイヤモンドを天然と偽って…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  このほどマカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)が公表した資料によれ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun