マカオ、消費者物価指数が5ヶ月連続マイナス…2021年1月

 マカオ政府統計調査局が2月19日に公表した資料によれば、今年(2021年)1月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は102.30で、前年同月から1.18%下落。5ヶ月連続マイナスとなった。マイナス幅についても前月から0.31ポイント拡大。

 同局では、前年同月比での主な下落要因として、団体旅行と通信サービスの値下がり、さらにはガソリンと衣料品、豚肉価格の下落を挙げた。このほか、前年は春節(旧正月)が1月だったことによる商品・サービスの値上がりもあったことも下げ幅が拡大した要因とした。

 分類別では、レジャー・文化(-14.16%)、通信(-7.79%)、衣類・履物(-6.22%)の指数が大きく下落した一方、医療(+2.32%)と家庭用設備・サービス(+1.81)は上昇。

 今年1月の総合消費者物価指数は前月から0.25%上昇。航空券とガソリン小売価格が上がったことで交通(+3.94%)の指数上昇につながった。また、野菜価格も上がっており、食品・ノンアルコール飲料(+0.10%)指数についても上昇した。一方、衣類・履物(-1.07%)、レジャー・文化(-0.94%)指数は下落。

 今年1月までの直近12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、前の12ヶ月から0.46%上昇。分類別では、医療(+3.84%)、教育(+3.14%)、食品・ノンアルコール飲料(+2.91%)の指数上昇が目立った。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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