マカオ政府が13年連続アースアワー参加…カジノのネオンも一斉に消灯

 世界中の人々が同じ日、同じ時間に電気を消すなどのアクションを通じて「地球温暖化を止めたい」、「地球環境を守りたい」という思いを示す国際的キャンペーン「アースアワー」。

 世界自然保護基金(WWF)が2007年から毎年実施しているもので、今年(2021年)は各国・地域時間の3月7日午後8時30分から9時30分に設定された。

 マカオ政府もWWF香港からの呼びかけに応じ、13年連続で活動に参加。マカオ政府環境保護局のコーディネートにより、政府各部門、企業、銀行、ホテルなども相乗りし、マカオ半島とタイパ島を結ぶ3本の大橋、6大カジノ企業が運営する大型IR(統合型リゾート)、複数の大型商業ビル、ランドマーク建築物などで1時間にわたって必要のない照明が消灯された。

 マカオ政府は実践的な行動を通じて地球の持続可能な発展への関心を喚起したいとし、一般家庭にも参加を求め、省エネと環境保護を支援することを呼びかけた。

 近年、マカオ政府はレジ袋有料化、発泡スチロール製弁当容器の輸入禁止など、様々な環境保護施策を打ち出している。

大型カジノIR施設が建ち並ぶマカオ・コタイ地区におけるアースアワー2021の様子。上が消灯前、下が消灯後(写真:GCS)

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