旅客消費総額10%増―13年第1季

マカオ政府統計調査局は24日、2013年第1四半期の旅客消費調査結果を発表。同期の旅客消費総額(ゲーミング関連消費除く)は前年同期比10%増となる145億パタカだった。このうち宿泊を伴う旅客による消費が122億パタカ、日帰り旅客が23億パタカ。

旅客1人当たり平均消費額は2,046パタカで、前年同期比8%増。出身地別では中国本土旅客が2,640パタカ、中でも中国本土からの個人旅行客が2,993パタカと最も多かった。なお、中国本土に次いで消費額が多いのはシンガポールからの旅客の1,692パタカ、日本は1,532パタカ。長距離旅客ではオーストラリアと米国からの旅客の消費が最も多く、それぞれ1,228パタカ、1,214パタカ。

消費の用途別内訳はショッピングが50%、宿泊が23%、飲食が20%だった。ショッピングの内容として、成人衣料が22%、お土産用食品が20%、ジュエリー及び時計が19%。中国本土からの旅客のショッピング消費は1,521パタカ、個人旅行者に限ると1,974パタカ。長距離旅客については宿泊費、飲食代に占める割合が高かった。

宿泊を伴う旅客の平均消費額は前年同期比6%増3,574パタカ、一方、日帰り客は同5%減の632パタカ。中国本土旅客のホテル宿泊及び日帰り旅客の消費額はそれぞれ4,688パタカ、789パタカ、個人旅行客では5,312パタカ、1,307パタカとなる。

中国本土旅客、中でも個人旅行客の旺盛な購買力がマーケットを牽引している。

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

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