マカオ、2021年3〜5月期の総体住宅価格指数267.6…前回調査から1.5%上昇

 マカオ政府統計調査局は7月8日、今年(2021年)3〜5月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は267.6で、前回調査(今年2〜4月期)から1.5%の上昇だった。エリア別ではマカオ半島が1.8%上昇の268.3、タイパ島・コロアン島が0.3%上昇の264.8。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.6%上昇の287.8。エリア別にみると、マカオ半島が1.9%上昇の280.2、タイパ・コロアン島が0.3%上昇の318.4。築年数別では、11〜20年と20年以上が2.8%、1.9%のそれぞれ上昇だった。未完成物件(プレビルド)については1.5%上昇の297.5。実用面積別では、75〜99.9平米と100平米以上が1.9%、1.7%のそれぞれ上昇だった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは昨年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移している。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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