香港、新型コロナ感染確認は輸入性の1人のみ…直近市中感染確認例の空港従事者の感染源はロシアから到着の貨物機クルーか=7/13

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日には検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例とされたが輸入例との関連性確認後に変更)、11日には空港での業務に従事する男性1人がL452R変異株感染確認され、暫定的に市中感染例(感染経路不明)とされる事案があった。

 香港政府の発表によれば、7月13日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は1人だったとのこと。カンボジアからの入境者で、N501Y変異株感染とのこと。市中感染確認は2日連続ゼロは。

 目下、香港では11日に変異株感染確認された空港従事者の密接接触者及び関連先を対象としたウイルス検査が広範囲で展開されているが、これまでのところ検査対象者の中から新たな感染確認例は出現していない。

 香港衛生当局は13日、11日に変異株感染確認された患者のウイルスサンプルのゲノム解析を行ったところ、デルタ株に属するものだったが、6月24日に感染確認された空港従事者のものとは一致しなかったものの、ロシアから香港に到着し、輸入性感染確認例された4人(6月中旬に到着した貨物便クルー、6月末に到着したロシア人夫婦と貨物便クルー)のものと関連があり、患者が4人の搭乗機で業務を行なっていたことが判明したと発表。

 患者の潜伏期間における業務に限ると、7月6日にロシアから香港へ到着した貨物便(ロイヤルフライト航空RL9933便)のクルー1人が感染確認されており、患者と直接的な接触はなかったが、業務のため数時間にわたって機内に入っており、同機内にはモスクワへ戻る複数のクルーがいたとのこと。香港衛生当局では、この機内にいた香港で感染確認されなかったクルーから感染した可能性もあるとし、海外の衛生当局と追跡作業を進めているとした。

 このほか、7月13日夕方時点で、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下という。

 香港における過去14日間(6月29日〜7月12日)累計の新規感染確認は31人で、内訳は輸入性が29人、輸入関連性が1人、市中(感染経路不明)が1人。ここまでの累計感染確認数は1万1953人(擬似事案1人含む)。

 香港の7月12日午後8時時点のワクチン接種率は38.6%(1回目の接種完了)、26.9%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は445万8273回、1日あたり接種回数は6万1574回(7日移動平均値6万1698回)。

 6月21日に香港における市中感染確認ゼロ14日間を達成したことを受け、すでに450日以上にわたって市中感染ゼロが続くマカオとの往来制限緩和に関する協議が両政府間で正式にスタートした。現時点で具体的なスケジュール及び詳細条件は未発表ではあるものの、香港の感染経路不明の市中感染ゼロが14日にわたって維持できれば条件付きで隔離検疫なしでの両地の往来が実現するとされている。ただし、11日に感染経路不明の変異株感染例が出現したことを受け、状況は流動的となっている。

香港国際空港(資料)-本紙撮影

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