香港、新型コロナ市中感染確認55日連続ゼロ…輸入性は3人、2人がワクチン2回接種済み=8/1

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日には検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)があった。

 香港政府の発表によれば、8月1日午前0時時点集計の単日(7月31日)の新規感染確認数は3人で、いずれも輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例は55日連続ゼロとなった。

 輸入性の患者のうち2人はカンボジアから入境した女性。うち1人(41)はN501YとE484K変異株に感染しており、6月にカンボジアで中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナワクチンを2回接種済みだったとのこと。もう1人(34)のカンボジアから入境した患者については、変異株感染の有無を調べる検査の結果待ち。3人目の患者は米国から到着した女性(19)で、5月に米国で新型コロナワクチン「コミナティ」(日本でファイザーと呼ばれているもの)を2回接種済みとした。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は約5人という。

 香港における過去14日間(7月18日〜31日)累計の新規感染確認は28人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万1988人(擬似事案1人含む)。

 香港の7月31日午後8時時点のワクチン接種率は47.4%(1回目の接種完了)、35.8%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は566万3184回、1日あたり接種回数は6万4893回(7日移動平均値6万4156回)。9月末までに政府が免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割を突破できる見通し。

 香港政府はマカオ及び中国本土との間で往来制限緩和(隔離制限免除での往来)の実現に関する協議を進めているとしているが、これまでのところ具体的なスケジュール等に関する詳細は明らかにされていない。

 このほか、英国衛生当局から香港衛生当局に対し、香港から渡英した女性1人(52)が現地で感染確認(無症状)されたとの通知があったとのこと。女性は7月15日に香港からキャセイパシフィック航空CX251便でロンドンへ向かい、同月18日に採取した検体から陽性反応が検出され、感染確認に至ったという。香港衛生当局では、潜伏期間中に香港滞在歴があることから、この女性の香港の住居周辺を強制ウイルス検査の対象とした。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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