マカオカジノIR運営大手サンズチャイナが2021年1H業績発表…純収入91%増、調整後EBITDA黒字転換

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は8月13日、今年上半期(2021年1〜6月)の業績を発表。

 米国会計基準における同社の今年上半期の純収入は前年同時期から91.0%増となる16.20億米ドル(日本円換算:約1775億円)。うちゲーミング純収入は89.1%増の11.82億米ドル(約1295億円)に。純利益は3.81億米ドル(約418億円)の赤字。なお、前年同時期は7.16億米ドル(約785億円)の赤字で、赤字幅は大幅縮小となった。調整後プロパティEBITDAは前年同時期の2.43億米ドル(約266億円)の赤字から2.34億米ドル(約256億円)の黒字に転換。

 同社では、純収入増の主要因として、中国本土とマカオの間の往来制限緩和による旅客増を挙げた。また、マカオに対する長期的な投資を行う意志は固く、事業の継続、主要な建設プロジェクトの完成、さらには新型コロナの流行に対応し得る十分な流動資金を確保しているとした。

サンズチャイナのIR、手前がザ・プラザ、奥がヴェネチアンマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

サンズチャイナのIR、手前がザ・プラザ、奥がヴェネチアンマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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