マカオで64人目の新型コロナ感染確認例…輸入性、患者はトルコからシンガポール経由で到着した男性

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界各地へ拡大し、終息の兆しが見えない中、国際観光都市マカオでも状況の変化に応じた各種防疫対策が講じられている。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは9月24日未明、新型コロナ感染者を1人確認したと発表。海外からの入境者で、輸入性の事案とのこと。

 マカオにおける新型コロナの新規感染確認は51日ぶりで、累計64人目。内訳は域外からの輸入性が59人、輸入関連性が5人。

 新たに感染確認されたのはトルコからマカオへ到着したマカオ居民(マカオ居民IDカード保有者)の男性(31)。患者はトルコを出発し、シンガポール経由で9月18日にマカオへ到着。マカオ入境時に受けたPCR検査結果は陰性、抗体検査では新型コロナワクチン接種済みであることがわかる結果だったという。マカオ入境後、隔離検疫用ホテルに滞在しており、検疫中の23日に受けたPCR検査で陽性となり、感染確認に至った。なお、ウイルス量が多いことを示すCT値が出たことから、近日内に感染したものとみられるとした。患者はすでにコロアン島にある公共衛生臨床センターへ搬送済みで、治療が進められているとのこと。

 同センターでは、追って詳細を発表するとしている。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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