第21回マカオフードフェスティバル開催概要発表…食欲の秋を彩る恒例イベント=11月19日〜12月5日の17日間

 東西文化の交差点として発展してきたマカオは、多様な食文化が存在することでも知られ、「飲食」が観光コンテンツとしても大きな人気を博している。2017年には、ユネスコ食文化創造都市に登録された。

 そんなマカオで、年に一度「食欲の秋」シーズンに恒例開催されているのが「マカオフードフェスティバル(澳門美食節」だ。マカオの著名観光スポット、マカオタワー前に位置する西灣湖広場が約半月にわたって巨大屋台村に変貌する。今年で21回目を迎える歴史あるイベントで、観光客の間ですっかり人気が定着している。

 新型コロナの影響が生じた昨年は、徹底した防疫対策を講じた上で開催された。今年も状況が好転しない中だが、昨年に続いてコロナ禍でも開催されることが決まった。

 イベントを主催する澳門餐飲業連合商会は10月25日、第21回マカオフードフェスティバルの開催概要を発表。西灣湖広場で11月19日から12月5日までの17日間にわたって開催するとのこと。出展ブース数は前年並みの120を見込んでいるという。防疫対策については基本的に前年に準じるが、スタッフについては新型コロナワクチン2回接種または7日以内に受検したPCR検査陰性証明の提示を必須とし、専門チームを編成して会場内における防疫ルール遵守状況を確認するとした。

 例年、会場には地元飲食企業による中国料理、ポルトガル・マカオ料理、日本料理を含むアジア各地のメニューを味わうことができる屋台が多数並ぶほか、海外をテーマにした「○○村」コーナー(2019年は北海道村、2018年はシンガポール村)も設けられるが、水際措置が講じられ、海外と往来が困難となる中、海外村については2年連続なしとなる。会場中央にステージを設け、様々なパフォーマンスを上演する予定とのこと。

「第21回マカオフードフェスティバル」告知ポスター(図版提供:澳門餐飲業連合商会)

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